褪色粘膜で、急ぎの対応が不要の病理結果というと、どんな状態があり得ますか?

検診で胃カメラを受けた際、褪色粘膜があり一応とのことで生検をしました。
その病理結果を聞くことができるのが、検査日から三ヶ月も先とのことで驚きました。
万一悪性の場合に治療が遅れるのではと懸念を伝えたら、急ぎの対応が必要なケースは二週間以内に個別連絡しているとの回答でした。
そのような連絡はないので悪い結果ではなかったと思いたいのですが、長すぎてやはり気になります。
急ぎではないということは、少なくともガンのような深刻な結果ではないということでしょうか?
褪色粘膜で、急ぎの対応が不要の病理結果というと、どんな状態があり得ますか?

医師はストレスや炎症でこうなることがあるが念の為病理に出すと仰っていたような記憶があります。そう言った一時的な変化の可能性が高いと思っていて良いでしょうか?
全体としてきれいな胃だとの評価でした。

相談医師

 実際の内視鏡画像添付が無く、内視鏡所見の詳細も不明ですので、記載内容だけでは病態は推測困難ですが、褐色調領域を呈する病態としては、瘢痕や未分化型胃癌(印環細胞癌)、神経内分泌腫瘍、悪性リンパ腫などがあります。
 瘢痕は炎症性のものが多いですが、一過性ではなく、長期に残存するものが多いと考えます。
 未分化型胃癌などの場合には、3ヶ月でも明確な増殖を示すことがあります。

 病理組織診断の結果が届く日数は、医療機関・検査目的などで大きな差があります。
 例えば、病理医が常勤している医療機関であれば、通常の病理組織診断は1週間以内に結果が出ます。 
 一方で病理検査を外部検査委託しているような医療機関では2週間程度の日数がかかることもあります。
 病理組織診断の結果報告に3ヶ月を要する医療機関があるというのは信じ難いですが、本当の話であるならば、日本でも有数の長期間が掛かる医療機関だと思われます。
 大変な医療機関を選ばれたことだと感じます。

クロ

胃生検でご心配のことと思われます

褪色調粘膜の生検で注意しないといけないものは胃がんとリンパ腫となります

急がないものとすれば 炎症の跡などでしょうか

生検結果が3ヶ月ということは 一般的にはだいぶ先な印象です。患者数が相当多い医療機関と推測します。ただし急ぎなら2週間以内で電話が来るということであればの対応としては許容範囲 かと思われます。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。