術後創の離開と上皮化、フィブリン膜が残って心配。ワセリン保護で大丈夫?
8歳娘の術後創の離開、上皮化についてです。
前回も似たような質問をしています。私がワセリンかわからないと書いていたものは、フィブリン膜だったようです。
これが長期残り、だんだん小さくなっています。皮が出来たところから剥がれているようです。
前回の質問で大部分が上皮化しているようだと回答をいただき、薄くワセリンを塗って被覆剤で保護を続けております。しかし部分的に皮がめくれたり滲出液が出たりかさぶたになったり、を繰り返していて、このままで良いのかわからなくなりました。
右下の方のかさぶたは10日ほどあります。医師からはワセリンでふやけて勝手に取れるからと言われていますが、これが上皮化の邪魔にはなっていないでしょうか?本当に自然に取れるのでしょうか。
上の方の皮膚が黒くなっているところも、中の方で出血しているのではないか、と不安です。中でかさぶたになり、覆ってしまうことはありますか?
浸出液の出ているところについては膿でなければ、ワセリン塗布や血流を改善するような成分の入った軟膏などを塗るなどもよいと思います。保湿をしっかりと行っていくことについては皮膚の形成においては大切かと思います。
かなり酷い傷なので、治るのに時間がかかるのは致し方ありません。
皮膚科もしくは形成外科を受診しているのなら主治医にお任せしましょう。
術後創にフィブリン膜が長期残るのは珍しくなく、上皮化の過程で自然に縮小・剥離していくことがあります。医師の指示通りワセリンでの保湿と被覆は適切なケアです。かさぶたは上皮化の妨げになることは少ないですが、無理に取ろうとすると再出血や治癒の遅延を招くため、自然に取れるのを待つのが基本です。黒ずんだ皮膚が中で出血している可能性もありますが、特に腫れや膿、悪臭、痛みがなければ経過観察で問題ないことが多いです。心配な場合は再度医師に患部を見せて確認するのが安心です。
上皮化したばかりの傷跡の上皮(表皮)は非常に剝がれやすいため、わずかな外的刺激でも簡単に水疱形成して、剝がれてしまいます。ワセリンの作用は保湿に有効かもしれませんが、ステロイド軟膏の方が抗炎症作用が期待できますので、現状を打破するのに有効であると思います。
上皮化してしまったところにはフィブリン膜が生じません。少なくともびらん状態のところにフィブリン膜ができやすいです。
この写真でははっきりわからないところもあります
どうしても、このような経過をたどると、一旦治癒しても、また擦れたりなどの刺激で潰瘍ができる事はありますね
徐々に落ち着いていくとは思われます