手術したのに、むしろ悪化した腰部脊柱管狭窄症。これからどうすれば?
昨年9月に広範脊柱管狭窄症による腰部脊柱管狭窄症の手術をしました。この時先生から、人生90年として残り40年100%でなくても、手術して楽しく毎日を送るか、しないで40年痛くて泣いて過ごすか二つに一つと言われて、手術しました。所が、手術して買い物やウォーキングが、座り込まなくても出来るようになったのは、わずか3ヶ月で、その後から毎日痛くて歩けなくて泣いて生活してる状態で、昨年の手術前の状態より悪い感じで、立って2、3歩歩くと脛の辺りが切られると言うか、裂かれるような痛み(点滴の針が血管から外れてやってるような)そんな痛みが襲って来て、思わず座り込まないと居られない痛みです。そんなに早く再発するものでしょうか?
主治医は、手術後バイ菌が入ることがあって、その為に骨が潰れてるのではないかと言われて、再手術は、前回のような内視鏡でやるとは違い、もっと大掛かりな手術になると言われました。そんな大掛かりな手術は嫌ですが、先生より痛ければ歩け、運動しろと言われてます。痛いのに歩くとか出来ず、どうしたら良いでしょうか?
現在の痛みの原因が細菌感染によるものということが考えられるのでしょうか?
そうであればしっかりと抗菌剤を使用したり、骨がつぶれているために痛みが出ているという場合は手術によりしっかりとした固定を行う必要もあります。
今一度状況を詳しく主治医から説明していただく必要があると思います。
手術後バイ菌が入ることがあって、その為に骨が潰れてるのではないか………術後感染による化膿性脊椎炎でしょうか?感染部位の搔爬、骨移植など複数回の手術が必要なこともあります。再度、詳しい診断及び治療方針をご相談なさって下さい。
不幸にして化膿性脊椎炎を起こしてしまったようですね。
再手術は直視下の神経除圧と椎間固定術になると思います。主治医にご相談ください。
感染が疑われているのであれ、それに対して処置をされないと症状改善は難しいと考えますよ。
指定難病70の広範脊柱管狭窄症とは頚椎、胸椎、腰椎の広範囲にわたり脊柱管が狭くなり、脊髄神経の障害を引き起こす疾患です。頚椎部、胸椎部または腰椎部のうちいずれか2カ所以上の脊柱管狭小化による神経症状により日常生活が大きく影響されることが診断の条件となります。
内視鏡手術を行う場合においては、神経の除圧だけですむ状態であるかどうかが問題となります。内視鏡手術の適応は除圧にて解決できる状態です。脊椎に不安定性が存在していて固定が必要となる場合には適応となりません。
脊柱管狭窄症は骨・軟骨・靭帯組織が複合して神経を圧迫しており、手術の際には十分な除圧が必要となりますが、内視鏡手術では除圧が不十分になる場合もあると思います。
また、脊椎の椎体間に不安定性が生じている場合には、内視鏡手術による除圧のみでは症状の改善は得られません。
セカンドオピニオンを求めてみても良いと思います。